「急性心筋梗塞から生還」の手記
                                                                       平成21年118
                                                                           八木 真之助

 今年のお正月は穏やかな良いお天気が続き、皆さんご家族と一緒に素晴らしいお正月を送られたことでしょうさて、私事で恐縮ですが、私は昨年122日にテニスコートでプレー中に突然倒れて、救急車で医療センターに搬送されるという事態に見舞われました。救急車の中で必死の救急活動の結果、約20分後に心肺機能が復活致しました。救急隊員の必死の努力の結果でしょうか?今でも咳をすると肋骨がひどく傷む症状は残っておりますが、多分肋骨にヒビが入っているからでしょう。しかしこの救急活動のお陰で九死に一生を得て生還出来た訳です。もし後数分心肺機能の回復が遅れればこの世と「おさらば」という事態に至っていたところでした。心肺機能回復の後も2日間は昏睡状態、3日目にようやく意識を回復した次第です。病院では救急車内約20分間の心臓停止の後、病院に到着しましたが、脳障害を避けるため人体の低温保存ということで33Cの氷マットに包まれて、2日間の養生を続たということです。そのお陰かあまり大した脳障害もなく、意識もはっきりして日常生活には何の支障もないところまで回復しました。3日目に漸く意識を回復しましたが、その間の措置や家族の心労は全く知らず、関係する皆さんにも大変なご心配をおかけしたこと心から感謝する次第です。入院21日にして退院を許可されました。退院の時、担当の先生から、入院時の心臓の状況や手術後の状況を詳しく教えて戴ましたが、入院時は心臓の冠動脈が細くなって停止していたため、7か所スチールステンを挿入したとのことで、後で拝見した写真では心臓が10歳ほど若返ったとのお話でした。私のケースでは三途の川をさ迷っている時に三途の川の渡し守りから「お前はまだ若い、もう一度出直して来い」と言われた様で、やっとこの世に帰り着いたという次第です。我々の体は年々老化しており、何時お迎えが来るかわかりません。

時々は掛かり付けの医師に相談してチェックしておくことも必要ではないでしょうかまた心臓に起因するもの

で心肺機能停止の状況では、先ず「心臓マッサージ」が非常に重要であることを知りました。テニスコートで

倒れた時、中には「動かしてはいけない」という人もいたようですが、心肺停止状態ではまず心臓をマッサージし、心臓を復活させることが重要です。
近年高齢者の死亡原因は、先ず、癌、次が脳梗塞と心筋梗塞であると言われる。(その割合はおよそ癌によるもの50%、心筋梗塞及び脳梗塞によるもの40%、その他10%と言われている) 我々高齢者はこれらの三大病魔を常に意識しながら、自らの健康を考えてゆかなければならない。高齢者にとって、残りの人生を楽しく、有意義に生きるためには避けては通れない重大問題である。しかし、そればかり気にかかって、おろおろしているのでは楽しい人生は送れない。人間何時かは命尽きるものである。これらの三病魔に恐れおののくことなく、高齢者同士が情報交換しながら、手を取り合って、助け合い、病魔とうまくお付き合いしてこそ、最良の人生が送れるのではなかろうか。私はグリーンクラブをそんな情報交換の場としたいと思います。                                                                                                              以